【ネタバレ】映画 億男(おくおとこ)のあらすじやキャスト、見どころなど

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ごまお
ごまお

あ~今年の年末ジャンボ宝くじも全部ハズレか~

ごま校長
ごま校長

残念じゃな。ごまおくんは1等の7億円が当たったらどうするんじゃ?

ごまお
ごまお

数億円の豪邸を建てて~高級車に乗って~最高の人生を満喫したいですね。

ごま校長
ごま校長

突然手に入れたお金で買った物で本当に大切な物は手に入るのかの?

ごまお
ごまお

どういうことですか?幸せは手に入るんじゃないですか?

ごま校長
ごま校長

まぁ、それを知るには億男(おくおとこ)という映画を見てみてはどうじゃ?億男(おくおとこ)の映画には宝くじで3億円が当たった人の運命が描かれておる。本当の幸せとは何かを教えてくれる勉強になる作品じゃ。

ごまお
ごまお

そうなのですね。年末ジャンボ宝くじが当たった時のために映画を見てみようかな~(当たらないと思うけど)

この記事はこんな人におすすめ
  1. 映画 億男のあらすじやキャスト、見どころが知りたい。
  2. 映画 億男の原作の本を知りたい。
  3. 宝くじで高額当選した人の人生を知りたい。

1. 映画 億男(おくおとこ)の原作やストーリー、あらすじ

映画 億男(おくおとこ)の原作

映画 億男(おくおとこ)の原作は、川村元気さんの著書である「億男」です。 川村元気さんの代表作の本は、「世界から猫が消えたなら」、「四月になれば彼女は」。「億男」は代表作の1つです。

映画 億男(おくおとこ)のストーリー、あらすじ

主人公の一男は、とあることから3000万円の借金を背負うことになります。愛する妻と娘を持つ一男は、仕事で稼いだお金の大部分を借金返済に当てることで生活が苦しくなり妻と別居、離婚寸前の状態に追い込まれます。

そんな時に、ひょんな出来事から入手した宝くじで1等の3億円を当ててしまいます。これで3000万円の借金を返済できると喜ぶ傍ら、残りの2億7000万円の使い道に悩みます。今まで散々、お金に苦しめられてきた一男は失敗することなく2億7000万円を使う方法を考えるのでした。

そこで、大学時代の親友の九十九(つくも)に相談しようと思いつく。彼は、大学を卒業後、過去にバイカム※のサービスを立ち上げて100億円以上の莫大な資産を手に入れた経歴があります。
 ※ バイカムとは、現実の「メルカリ」、「ラクマ」等に似た個人間フリーマーケットサービス。

九十九(つくも)に大金の使い方を相談した一男はひと安心。この時、一男は親友の九十九(つくも)がお金とともに逃げるとは思ってもいませんでした。

一男は九十九(つくも)に、お金をまずは使ってみようと持ち掛けられ、その夜に豪遊パーティーを開催します。幸せの絶頂を味わう一男。そして、酒で酔い潰れている間になんと九十九(つくも)に3億円を持ち去られてしまうのです。

翌朝気付いた一男は、現実に一気に引き戻されます。九十九(つくも)と連絡を取ることもできません。こうして、九十九(つくも)を探すために、バイカムの元関係者に話を聞く日々が始まるのでした。

なぜ、親友は3億円は持ち去ってしまったのか。お金の正体や本当に大切なことについて考えさせられる作品です。

2019年10月25日に金曜ロードSHOW!で映画の億男(おくおとこ)が地上波初放送されましたね。 楽しく見させていただきました。

2. メインの登場人物、キャスト

大倉一男(演者:佐藤健

本作の主人公です。とあることから3000万円の借金を背負ってしまいます。ある日、宝くじで3億円を当てることになりますが、3000万円の借金は返済するとして、残りの2億7000万円の使い道に悩みます。そこで大学時代の親友の九十九(つくも)に相談をしますが、裏切られたのか3億円を持ち去られてしまいます。

古河九十九(演者:高橋一生

バイカムの元幹部で一男の親友。大学時代に一男とモロッコ旅行に行ったことがきっかけでバイカムのサービスの原型を思いつく。バイカムのサービス開発を通し、お金の正体を追っていた。

百瀬栄一(演者:北村一輝

バイカムの元幹部でスーパーエンジニア。競馬を通して一男をからかうが、ここで一男はお金についてあることに気付く。

千住清人(演者:藤原竜也

バイカムの元幹部。バイカムのサービスを売却した後、億万長者になった栄光を元にセミナーなどを開催して儲けている男。

安田十和子(演者:沢尻エリカ

九十九(つくも)の元秘書。バイカムの売却時に10億円を手にしたが、現在は質素な結婚生活を送っている。

大倉万左子(演者:黒木華

一男の妻。娘がいる。一男とは別居中で離婚を考えている。

3. 映画の見どころ テーマは落語の「芝浜」

読者の皆さんは、落語の「芝浜」をご存じですか?私は、億男の映画を見て初めて知りました。「芝浜」の落語というのは、大金を手にした勝五郎という男の運命についてのお話なのです。

昔々のお話なのですが、現代でも通じるところがあり「ハッ」とさせられます。まずは、その「芝浜」のあらすじを紹介します。

<< 芝浜のあらすじ >>

江戸時代に魚屋を営む勝五郎という人物がいました。勝五郎は酒好きで仕事を怠けてしまう性格です。

そんなある時、浜辺で大金を拾います。四十二両。これで一生働かなくても酒を飲んで生きていける。そんな風に勝五郎は思いました。その晩、大金を手に入れた勝五郎は酒を飲んで豪遊します。

次の日、女房に起こされ、勝五郎は浜辺で拾った大金がなくなっていることに気付きます。女房は、「夢でも見たのか、大金は拾っていない。昨日の酒代はどうするんだい。」と言います。

大金を拾ったのは夢なのに、現実で酒を飲んで大金を使ってしまったことを反省し、仕事に精を出すようになります。

真面目に働くようになって数年後、勝五郎は大みそかの夜に浜辺で拾った財布の話を女房から聞くことになります。女房は、こう言いました。「あの時、大金を拾っていないというのは嘘だった。大金を横領しては罪になってしまうので役所へ届け出た。」と。

女房が見せたこの財布は落とし主不明で届け出人へ戻ってきた物でした。 勝五郎は、酒に溺れ、仕事を怠けてしまった自分を立ち直らせてくれた女房に感謝するのでした。

今日も酒をまた一杯。「よそう。また、夢になるといけねえ」と勝五郎は言いました。

<< 芝浜のあらすじ 終わり>>

ネタバレになりますが、映画の億男の物語は、この「芝浜」のように進んでいきます。 大量のお金を一度に手に入れると人間は変わってしまうと言いますよね。本作品では、お金以外の本当に大切にすべきことを教えてくれます。

ぜひ、映画の億男を一度楽しんでみてはいかがでしょうか。